ストリートファイターⅤ アーケードエディション大会 ~セミファイナル~
こんにちは!黒カモメです。
6月にアメリカで行われた、人気格闘ゲーム「ストリートファイターⅤ アーケードエディション招待制大会」の模様をお伝えします。
こちら、どの様な大会かと言いますと・・・
・アメリカを中心に、各国のトッププレイヤー24名を招待
・6名ずつに分けてグループ予選を行い、上位2名がプレイオフ進出
・賞金総額25万ドル 優勝賞金 約1600万円
・1ゲーム、2ラウンド先取で1本。3ゲーム先取で勝ち上がり。
敗けた側はルーザーズ(敗者復活)側にまわる。
となっております。
日本からは7名のトッププレイヤーが参加しており、その中から2名がセミファイナルまで勝ち上がって来ました。
そして、いきなりの日本人対決
「ときど ※豪鬼 VS ウメハラ(ダイゴ) ガイル」の試合です。
・第1ゲーム
序盤はお互いに、飛び道具の打ち合いで様子をみる展開。
徐々にときどが打ち合いを制し始めるが、ウメハラも空中からの蹴り攻撃→打撃コンボで応戦。
しかし、これを絶妙な距離で捌き、下段蹴り→竜巻斬空脚のコンボをヒットさせ、体力ゲージを奪っていくときど。
1/3程まで体力を減らされたウメハラも、ソニックブームを放ち距離を取ろうとするも、ときどがうまくジャンプでかわし、投げ技→Vトリガー発動。
最後は中段攻撃でフィニッシュ。
まずは、ときどが1ラウンドを先取。
続いて第2ラウンド。
波動拳→ジャンプ蹴りから入るときど。
続けてソニックブームを連発するが、ジャンプでかわし下段攻撃を繰り出すときど。
ガードされるも、お構いなしに投げ飛ばし、ウメハラにペースを握らせない。
お互いに半分ずつ体力を減らしたところで、Vトリガーを発動し、ときどが
ここから一気に畳みかける。
下段突き連打→上段からの蹴り技→豪昇竜拳をヒットさせ、ウメハラをKO寸前まで追い詰める。
ウメハラもガードを固めつつ、ソニックブームで距離を取ろうとするが、最後は投げ技を決められフィニッシュ。
これで、ときどが1ゲームを先取。
・第2ゲーム
1ゲーム目と似たような立ち上がりの両者。
ソニックブームとソバットキックで距離をキープしようとするウメハラに対し、上段からの蹴りを起点に攻めるときど。
しかし、ときどの一瞬の隙をつき、投げ技で態勢を入れ替え、壁にはめるウメハラ。
膝蹴り→ソニックブームの連打でときどの体力を削っていく。
これを無敵技で切り抜け、ときども反撃に入る。
お互いに殴り合い、半分ずつ体力を削り、昇竜拳とサマーソルトキックを一発ずつ当てあうも、最後は左ストレートでときどが締める。
次、敗れてしまうと後がなくなってしまうウメハラ。
しかし、ペースを握らせないときど。
序盤から下段突き→波動拳→竜巻斬空脚のコンボをヒットさせていき、ウメハラの体力を、ほぼ0の状態まで削る。
万事休すかと思いきや、ここから脅威のねばりを見せるウメハラ。
Vトリガー発動から、距離を取ろうと下がったときどに対し、投げを一発。
起き上がりにもう一発投げを見舞い、体制を入れ替え壁際に追い込む。
膝蹴り→ソニックブーム、裏拳→ソニックブームのコンボを立て続けにヒットさせ、あと一歩のところまでときどを追い込む。
次に当てたほうが勝ち、という展開に沸く会場。
しかし、最後は冷静に、投げ技でときどが勝ちを拾う。
第2ゲームもときどが制し、決勝進出に王手をかける。
一方、後がなくなったウメハラ。
・第3ゲーム
ソニックブームを起点に距離を詰めたいウメハラに対し、冷静に波動拳で対処するときど。
やはり、打ち合いになる展開。
しかし、小刻みに打撃を与えていくのはときど。
壁際に追い込み、下段突き→波動拳、中段突き→竜巻斬空脚のコンボをきめていく。
徐々に体力を削っていき、ウメハラにほぼ何もさせないまま、最後は飛び込んできたところに豪昇竜拳を当て、フィニッシュ。
このまま一気に決めたいときど。
第2ラウンドも攻勢にでる。
ソニックブームをジャンプでかわし、上段からの蹴り技→下段突き→膝蹴り→上段蹴り→ジャンプ突きのコンボでダウンを奪う。
起き上がりざまを、間髪入れずに投げ技で壁際に追い込む。
ジャンプで脱出を図るウメハラ。
しかし、そこへ中段突きで浮かせて打ち下ろしの右→昇竜拳のコンボを当て、スタン状態(ピヨピヨ状態)を奪うときど。
飛び蹴り→上段蹴り→廻し蹴り→膝蹴り→豪波動拳→中段突きのコンボを決め、瀕死状態まで体力を削る。
本当に後がなくなったウメハラ。
Vトリガー発動から、即座にソニックブームを2発当て、果敢に飛び込むも、冷静に中段突きをカウンターで当てて浮かし、打ち下ろしの右でときどが締めくくる。
結局、1ラウンドもウメハラに取られることなく、3-0のストレート勝ちでファイナルに駒を進めるときど。
一方、やりたいことを全くやらせてもらえなかったウメハラダイゴは、ルーザーズ側のセミファイナルに回り、地元アメリカの「スマッグ ※バイソン」と戦うことに。
いや~、終わってみれば、終始ときどのペースでした。
完璧に、「対ウメハラ」対策を遂行し、読み合いも完全に制していた様な展開でした。
ウメハラ側から見れば、全く「じゃんけん(読み合い)」に勝てずに、何をやっても裏目に出てしまい、最後まで苦しい内容でした。
お互いに手の内を知り尽くしているだけに、この様な偏った展開になってしまったのでしょう。
この敗戦が響いていたのか、続いてのルーザーズ・セミファイナルでも動きに精彩を欠くウメハラ。
2ゲームずつを取り合うも、相手「スマッグ バイソン」の圧倒的火力の前に苦戦を強いられ、ラストの5ゲーム目では、スマッグに完璧に対応されてしまい、ここでウメハラが姿を消してしまいます。
これでファイナルは、「ときど 豪鬼」VS「スマッグ バイソン」の対決に。
優勝賞金約1600万を手にするのは果たして・・・・
※因みに海外では、豪鬼→アクマ バイソン→バルログ と、キャラクター名が違いますが、日本のキャラクター名で表記しています。